試験機

剥離試験用解析条件の無効振幅について教えてください。【データ処理システム】

剥離試験用解析条件の無効振幅について教えてください。

剥離試験で、荷重が上下に振動するような波形を描くような試験をするとき、その山谷が続く中で、ひとつひとつの山を見つけたり、ひとつひとつの谷をみつけたりする解析を、極大点(その山の一番高いところ)や極小点(その谷の一番低いところ)として実現します。
ただし、荷重ノイズのような微小な上下も極大点、極小点として取りだしてしてしまうと、オペレータの意図とは違ってしまうので、ある程度以上、荷重変化が無い場合には、そこを極大点にしないということができます。
ここで使用するのが無効振幅です。ひとつ前の極小点より無効振幅だけ大きくないと、極大点にはしない。ということを繰り返すことによって、意図する極大点のみとなるよう、演算します。
MSAT、TACTどちらのソフトウエアでもこの無効振幅の設定は出来るので、測定結果を開いて、この無効振幅を大きくしたり小さくしたりしながら再計算を実施して、極点の演算が増えたり減ったりするところを実感ください。