事例:表示値(計量値)が安定しない/ゼロに戻らないときの対処方法【天びん・はかり全般】
天びん・はかりで測定された値が安定しません。数値が動き続けたり、ゼロに戻らないときもあります。原因と対処方法を教えてください。
次の5点のご確認をお願いいたします。
1. 電源投入直後のご利用ではないでしょうか
電源投入後は、最低30分以上経過してから再度ご確認ください。
特に最小単位0.1mg~1mgの高精度天びんは、前日や週末に表示をOFFにしていた場合
翌日安定するまで時間がかかることがあります。
使用されないときも通電された状態にしておくことで安定性が向上します。
※天びんの場合はACアダプタを挿したままにすることで通電状態になります。
2. 気流や風など設置場所に振動はございませんでしょうか
エアコンや換気扇の風などが天びん本体にあたっていないか確認してください。
一時的に止めて頂けると改善された事例もございます。
設置場所の変更やエアコンの向きを変えるなどの対策が有効と考えられます。
※設置場所の近くで機械が動作してことで振動が伝わっていた事例もございます。
3. 測定物や容器の静電気が影響している場合がございます
特にプラスチック容器、薬包紙、粉体などは帯電しやすく、表示値を不安定にしてしまいます。
容器を金属製に変えたり、除電器(イオナイザー)を使用したり、また湿度管理することで
改善される可能性がございます。
4. ゼロ点(0グラム)のずれはございませんでしょうか
測定物を載せる前にRE-ZEROキーを押して 0.00g にしてから測定するようにして下さい。
分銅をお持ちの場合は感度調整(キャリブレーション)の実施もお勧め致します。
また「エラー1」などが表示される場合は、計量値が不安定で感度調整(キャリブレーション)
が実行できません。あらかじめ皿周りの点検と設置環境の見直しを行ってください。
5. 計量皿まわりの異物・汚れはございませんでしょうか
計量皿や皿受けを取り外して異物や汚れがないかご確認ください。
特に粉体などの異物が天びん・はかりの内部に入ってしまうと不安定になってしまうことがございます。
参考)
1.天秤・はかりの型番によっては内部設定の応答特性の設定を緩やかにすること
で改善される場合がございます。詳しくはお持ちの天秤・はかりの取説をご確認ください。
2.天秤使用時の注意点
https://www.aandd.co.jp/products/balance/tecdoc_notes.html